自転車屋のお兄さんのこと

■ ご冥福をお祈りします。

 小山田桜台のトンネルの手前に何軒かのお店があります。1月のある日、唐沢というバス停でバスを降りて桜台に向かって歩き出すと、閉まったままの自転車屋さんの入り口に花束が置いてありました。
 どうしたのかなとそのときはそう思っただけでしたが、翌日、1軒先のクリーニング屋さんにいったところ白い猫が椅子の上にいました。
 私は猫の頭をなでながら「この猫自転車屋さんの猫でしょ。あそびにきているの?」と聞くとクリーニング屋さんのおばさんは「ええ、自転車屋さんが急に亡くなったものでね・・」といってその顛末を話してくれました。
 話によると自転車屋さんのお兄さんは54歳ぐらいだったそうですが、年末に府中にある実家に行き1月2日に戻ってきたそうです。お兄さんは独り者でした。
 三が日が過ぎても店が開かないので、8日ごろ近所の人が、警察に連絡し、家に入ったところ亡くなっているのが発見されたそうです。心臓発作らしいということでした。
 いつも店の土間で、青いつなぎを着てしゃがんで白い猫の頭をなでていました。
 パンク修理や、タイヤ交換で我が家の自転車も随分お世話になったものです。バスを降りて帰るとき、いつも会釈してくれました。
 まだ店も雨戸も閉じたままです。あのお兄さんはもういません。人の命ははかないものです。心からご冥福をお祈りします。
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by yoko_sato_jcp | 2007-02-24 23:30