介護保険見直しで、高齢者は必要な介護を受けられるのか?

■介護保険の学習会をしました。

 この4月から、3年毎の見直しで、介護保険制度が大幅に変わりました。保険料、介護度の見直しなど問題点もいっぱい。
 そこで、我が共産党市議団は、高齢者介護課の担当者においでいただいて、わかりにくい制度改定について、勉強しようということになりました。
 
 私たち市議団は、毎回の一般質問で、介護保険問題を取り上げ、改善を求めています。私も、4年間16回の本会議一般質問中8回にわたって質問をしています。
 住み慣れた地域で、介護を社会的に支えるという理念の下に出発した介護保険制度ですが、保険料は当初基準額が3300円だったものが、この4月からは、4700円に上がってしまいました。
 施設建設は、需要に追いつかず、特別養護老人ホームに入りたくても入れない待機者は1600人とも言われています。
 担当課の方や、部長さんなど合わせて9名もの職員の皆さんが見えて、丁寧に、新たな制度の説明をしてくださいました。
* いままで介護度1だった方が、介護度1と要支援2になること、*今まで受けていたサービス量が大幅に変わること、*ホームヘルプサービスの中身も変わり、自立を促し、介護度を進ませないために、筋力トレーニングなどのメニューが組み込まれることなどの説明がありました。
 高齢になって、病気がちになったり、体が思うように動かないとき、週に2,3回でもヘルパーさんが来てくれ買い物に行き、部屋の掃除をし、1食でもご飯を作ってくれることは在宅で、暮らせる大きなよりどころでした。
 私の母も、気丈な人でしたから、一人暮らしになって、重い糖尿病を抱え、さまざまな余病に苦しみながらも、なかなかヘルパーさんに来てもらうことを受け入れず、思うようにならない体で、部屋の掃除すら出来ない状態でした。
 
 在宅で、高齢者が暮らすためには、食事と、清潔な住環境が何より求められます。
 それは、憲法に明記された、「健康で、文化的な生活を営むことが出来る」ということの保障でもあります。
 ヘルパーさんが、1食の食事を作ったからといって動ける体を動かさなくなってしまうということにどうしてなるのでしょう。
 誰だって自分の好きな物を自分で作って食べたいのです。出来なくなってしまうからこそのヘルパー派遣なのです。
 3ヶ月のメニューで筋力トレーニングを行ったとしても、その後、毎日続けて行わなければ、筋力は衰えてしまいます。
 朝の公園で、太極拳や、ラジオ体操を毎日やるほうがよっぽど役に立つのではないかなと思ってしまいます。
 利用の多い要介護1の人の利用を狭めるのが、改定のねらいではないでしょうか。
 誰もが年を取ります。そのときに、十分な介護が受けられる介護保険制度にするために国はもっと負担割合を増やすべきです。
 市の担当者泣かせの制度改定は、利用者にとっても、担当者にとっても、何一ついいことがありません。
 これからも、改善を求めて頑張ります。
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by yoko_sato_jcp | 2006-05-25 23:32