町田市立博物館にいきました。

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 1月24日から3月11日まで、町田市立博物館では「裁縫ひな形と布への想い」の展示をしています。一月末の午後のひと時、ちょっと時間をつくって、見に行きました。
 町田市立博物館は、かつて、裁縫を学ぶために作られた、労働着であるはんてんや股引き、学校の体育着、単衣物や袷の長着などの小さな型見本のような試作を大切に収蔵しています。今回の展示は、これらの収蔵品と、神奈川大学の復元展示作品がありとても興味深いものでした。
 布が貴重だった昔、大切に大切に使われて、着物から夜具、座布団の側に、さらに炬燵の中掛けに、雑巾や、細く裂いて、縦糸に木綿糸を使い、裂織という布に仕上げていくなど、布は最後まで無駄にされることなく、その役目を果たしました。

 いま放送されているNHKの朝の連続テレビドラマ「カーネーション」では、戦中戦後の衣服の歴史を知ることができて、いつの時代も美しいもの、新しいもの、機能的なもの、は普遍性があるのだということを実感します。
 私が子どものころは、母親が洋服や下着をミシンを踏んで作ってくれました。また近くに住む、母の妹が、戦後、高校を卒業してから、ドレメ女学院(今の杉野女子大)に通い、家族・親戚・近所の人の洋服を縫ってくれました。
 小学校の入学式の服は、薄いみかん色のセーラー服とスカートの上下、夏につくってもらった秋の草花をちりばめたワンピースとボレロは忘れられません。中学に上がる時は、紺色のジャンパースカートと上着。制服のない高校だったので、入学式にはグレーの縞のツーピースで出席しました。
 そんなふうに、大事に着たものは忘れないのですが、昨今、使い捨て、大量消費の時代になり、衣類も、布も大切にされなくなりました。

 先日「不思議なくらい心がスーッとする断捨離」という本を読みました。本当に大切なものを見る目を養う、心地よい暮らしのために余計なものを捨てる。
 そう、大切なものに囲まれて暮らすことが幸せになる道なんだそうです。
 
 
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by yoko_sato_jcp | 2012-01-31 23:42