多喜二ゆかりの宿に・・

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よく晴れた新緑の日曜日の今日、小山地域の皆さんと伊勢原集合で日向薬師から山道を歩いて、小林多喜二が戦前官憲の目を逃れて静養した福元館に行きました。
 
 すっかり葉桜になった木々は緑を増し、山道は黄色いヤマブキや、真っ白なヒメウツギの可憐な花が満開。久しぶりの山歩きで汗を流しました。
  
 一昨日まで市川市、沖縄県那覇市、沖縄市に議会運営委員会の行政視察があり、帰ってきたばかりで、チョット疲れていたのですが、やはりいってよかったと思います。
 福元館には以前も行ったことがあるのですが、今回は食事もして、温泉で汗を流して、小林多喜二が逗留した離れの部屋を見せていただくという企画でした。
 小林多喜二は昭和6年(1931年)3月から4月にかけてひそかに福元館に滞在し、小説「オルグ」を執筆しました。
 多喜二が使った火鉢、行火、丹前、小さな机、そこに多喜二がいるようにそのまま残されているのも、その後まもなく築地警察で拷問されて殺された多喜二の無念さが偲ばれて胸が熱くなりました。

 かくまえば自分の身に官憲の手が延びるであろうことは充分に想定できたのに、文学者としての多喜二を守ってくださった福元館の先代の女将の度量に驚かされます。

 多喜二はぼた餅が好きだったそうです。今日も多喜二にちなんで、柔らかなぼた餅が振舞われました。
 
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by yoko_sato_jcp | 2009-04-19 19:00